コラム 政治・経済

国難の陰で密かに進む失策の数々

新型コロナウイルスの感染問題が

国内のみならず全世界に

大打撃を与えております。

 

メディアの流す情報もコロナ一色、

多くの国民がコロナ問題で混乱するなか

日本政府内では着々と法改正が

進められようとしています。

 

今回は、我々が気が付かないうちに

政府によって進められてきた

数々の失策についてお話をしていきます。

経済問題のすり替え

今回の新型コロナウイルスによる

経済への影響は計り知れません。

 

しかし、国内経済が疲弊しているのは

今回のコロナ問題より以前にさかのぼります。

 

そもそもバブル崩壊後の経済対策に失敗し、

長引くデフレから脱却できていないのが、

いまの日本経済の大きな課題です。

 

そんな状況下で消費税を5%から8%へ

そして、更に10%へと増税したことで

GDPが年率換算マイナス7.1%にまで

大きく落ち込んだのです。

 

しかも政府は、その失策を反省せず、

今回の新型コロナウイルスが

経済不安を引き起こした問題であると

すり替えかねません。

 

その証拠に政府は公式見解として、

GDPが̠̠マイナス成長になった時にでさえ、

景気は緩やかに回復していると

言い放っていたのです。

過去に改正された愚策の数々

郵政民営化を始め、水道法の改正、

労働者改革の名の元に実施された移民法。

 

また、働き方改革と銘打ち、

4月からは地方公務員にも同一労働同一賃金

という名目で、地方自治法改正により

非正規職員が会計年度任用職員という形で

身分保障がされるようになりました。

 

しかし、その実態は期末手当(民間の賞与)

を出す分、月給が減らされるという人も多く、

私自身も非正規雇用でありますが、

制度自体が変わっても、

逆に年収が減るという愚策に悩まされています。

 

更に、政府はコロナ問題で混乱している中、

日本経済新聞の記事によると、

4月3日には年金制度の改革法案を

閣議決定しています。

 

高齢者の就業を促進するため、

75歳から年金を受け取り始めると

毎月の年金額が増える仕組みに見直す。

 

個人型確定拠出年金(イデコ)など

私的年金に長く加入できるようにする

改革も盛り込んだ。

 

少子高齢化や長寿化に対応した

年金制度に改める狙いがあるとしています。

 

GPIF (年金積立金管理運用独立行政法人)が

この公的年金を運用していますが、

2020年1~3月期の運用損失は

何と実に17兆円にも上ります。

 

そもそも、私たち国民から集めた資金を

外資への投資に使っている運用の仕方自体に

問題があるのではなかと思うのですが、

自分たちの議員年金については

議論を重ねているのに、

国民の年金運用の問題に対しては、

この問題を指摘する国会議員がいないのが

残念でなりません。

今まさに審議中の種苗法改定案

また今の国会で審議されている

大事な問題が種苗法改定案です。

 

これもまた、国会が桜や加計、コロナ騒ぎで

陰に隠れていますが、着々と進行しています。

 

この種苗法改正の大きな問題点を

解説しておきます。

 

まず、自家増殖(採種)が一律禁止となり、

政府は農研機構各都道府県の

優良な育種知見を民間に提供することを

促進するとしています。

 

一見聞こえは良いのですが、

この「民間」には、実は

海外の事業者も含まれるのです。

 

つまり、この種子法が改正されると

登録された品種に対しては、

自家増殖(採種)が一律禁止になってしまい

農家は登録された品種の育種権利者から

対価を払って許諾を得るか、

又は許諾が得られなければ、

全ての苗を新しく購入しなければ

農業が出来なるのです。

 

今回の改定は、日本の農家を守るためではなく

グローバル企業の利益のために

制定されることは明白です。

 

財力の乏しい農家は

廃業を強いられるでしょう。

 

これはまさに、2018年12月に制定された

水道民営化法や漁業法改正と同じ方向性で、

日本国民の水と食の安全と自給を犠牲にし

外資に資産を売り渡す政策です。

我々が向かうべき方向

これまでに移民政策や消費増税、

貧困化政策、グローバル企業優先政策、

非正規社員増大政策など、

数々の亡国政策が取られてきました。

 

そのうえプライマリーバランス黒字化の元

財政出動が抑圧されて、

インフラ整備や科学技術振興、

医療整備や社会福祉費

また国防費も削られ続けてきました。

 

今回の新型コロナウイルスによる

医療崩壊の危機も、これまでの愚策による

医療整備がなされて来なかった事が要因でしょう。

 

現政権は、過去最長の政権です。

 

安倍総理は、且つての民主党政権を

「悪夢のような政権」と揶揄しましたが

現政権はどうでしょうか?

 

私にはその再来の様に思えます。

 

国民は戦後最大の危機状態に

追いやられていますが、

余りにも長引くデフレによって、

結束力や信頼を喪失しています。

 

現に今回の10%の消費増税という

とんでもない愚策に対しても

ヨーロッパのようなデモは

一切起きませんでした。

 

今回の新型コロナウイルスの問題は

とんでもない国難ではありますが、

ある意味では政治に対する

私達国民の意識を再認識する

良いチャンスかもしれません。

 

これまでの諦めのような

政治に対する先入観を見直し、

私たち自身がもう一度

国を根本から立て直すための

きちんと議論する習慣を取り戻し、

間違った政策に対しては、

力を合わせて反対の声を上げましょう。

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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