コラム 政治・経済

「正しいベーシックインカムについて(1)」大西つねきの週刊動画コラムより

現在の年金制度は、いまの現役世代が

高齢者を支えると言う賦課方式です。

 

労働人口の減少や少子高齢化、

長引く経済の低迷等の

多くの課題があるなかで、

今の年金制度では将来的に支えきれなくなる

といった見解も歪めません。

 

こうした年金制度に変わる

社会保障の一つの提案として

※ベーシックインカムという政策が

注目されています。

※ベーシックインカムとは、
最低限所得保障の一種で、政府がすべての国民に対して
最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を
定期的に支給するという政策。
基礎所得保障、基本所得保障、最低生活保障、
国民配当とも言う。

 

そこで、今回はこのベーシックインカムについて

大西つねきさんが動画で所見を述べていますので

動画内容をテキスト化して

ご紹介をしていきたいと思います。

 

記事元は、大西つねきさんの

YouTubeチェンネルからタイトルは、

2018.4.23「正しいベーシックインカム(1)」大西つねきの週刊動画コラムvol.23

動画の内容を読みやすくするために

一部修正してテキスト化しています。

仕組みを変えることが問題解決の本質

本日4月23日の週刊動画コラムのテーマは

正しいベーシックインカムについて

お話したいと思います。

 

正しいと言いますから

正しくないベーシックインカムがあるのか?

と思うかもしれませんが

残念ながらあります。

 

いま巷で言われてるほとんどの

ベーシックインカム議論は

残念ながらとても視野が狭い議論が多いです。

 

特に今の財政金融の仕組みの中で

ただお金を配ればそれで助かる人たちがいる

というようなそんな脈絡で

語られることが多いです。

 

その考えは確かに間違ってはいません。

 

今のこの金融資本主義の仕組みの中で

お金を持ってる人だけが

どんどんお金を集めて行ってしまって

資本家たちだけが利益を吸い上げてしまって

そして、消費者でもある労働者が

労働者たちが搾取され続けています。

 

だから本当にお金が必要な人達、

お金を使わなければいけない人達

そういった人達の手元にお金がないから

直接お金を届ければいい。

 

その考え方そのものは間違っていません。

 

しかし、そもそも

そういった人たちのところに

お金が届かない。

 

それは、今のお金の発行の仕組みであったり

そして、そういう人たちの手から

お金がどんどんすり抜けて

なくなっていってしまう。

 

今の金融資本主義の仕組みを

そのままにいくら今の財政金融

それから今のお金の発行の仕組みの中で

ベーシックインカムを配っても

結局その効果は長続きはしません。

 

逆にもっと酷いことになりかねない。

 

だから、今の財政金融のしくみ

お金の発行の仕組みを変えない限り

ベーシックインカムは

やってはいけないというのが

私の考え方です。

 

ベーシックインカムの基本的な方法

今のその財政金融経済の仕組みの中で

ベーシックインカムをやるとなると

やり方は基本的に3つしかありません。

1.政府が借金をしてお金を配る

一つ目は、

まず政府が借金をしてお金を発行し、

それを配るという方法です。

 

今の日本の財政もちろん

これまでの動画でもを説明してきましたが

そもそもプライマリーバランスの

基礎的な支出、一般会計システムも

全部マイナスです。

 

もちろん今までの借金の分もありますから

要するに全く足りない状態です。

 

ですから、

お金を配るとなると

新たな借金でお金を発行して

配ることになります。

2.税収を上げて配る

二つ目というのは

もともと今の財政自体、

借金が前提になってます。

 

借金を増やさずに

ベーシックインカムを配るためには

一つには税収をあげて

税金を上げて増やして

いただける所から、ある所から取って

それを配るという考え方です。

 

3.支出を減らして配る

それから三つ目は、

逆に支出を減らして、

今まで使っていたものを減らして

人によっては、

例えば社会保障費を減らすみたいな

ことも言う人がいますが、

要するに支出を減らして

その部分をベーシックインカムとして配る

というそういった考え方です。

 

3つの方法の問題点

基本的には今のお話した、

この三つのやり方しかありません。

 

これがいずれもダメなのは

まず一番目、借金でお金を発行する。

 

これがどういうことか?

要するに今のお金というのは

皆さんお金の部分だけを見ていますが、

借金の裏返しとして発行してるわけです。

 

ですから、お金と借金は常に表裏一体で、

借金をすべて返してしまえば

お金も全て消えてしまう。

 

そういう仕組みでお金は発行されています。

 

ですから、これは実は巨大な

ゼロサムゲームなんです。

何もないところから

お金と借金を同時に作り出しているのが

今の金融システムです。

この金融システムの中で

このプラスの部分を

お金をみんなに配る。

 

つまり生きてる人たち全員に

配るということです。

 

それを配るということは

その分のマイナス部分というのは

誰かに押し付けられることになります。

 

それは今生きていない人たちです。

 

要するにまだ見ぬ子供達、

これから産まれてくる子供達に

後払いの税金として

押し付けることになります。

 

政府の借金でお金を発行して

ベーシックインカムを配る

というのはそういうことです。

 

要するにプラスとマイナスの両方増やして

増えたプラスのお金の部分だけ

今生きてる人たちに配って、

そして、増えたマイナスの部分は

今生きてる人たちに配ってしまうと

相殺されてしまいますから

後払いの税金として

後の子供たちに押し付けていく。

 

今の仕組みの中で政府が借金をして

ベーシックインカムを配ると

そのツケは後払いの税金として

未来の子供たちに押し付けられることになる。

 

これはやってはダメです。

 

それから二番目、三番目です。

 

基本的にこれは

マクロ経済的には相殺なんです。

 

要するに、

税金を増やす又は支出を減らして

それで配ったとしても

結局、例えば税金を増やすということは

マネーストックを減らすことになります。

 

その分ベーシックインカムで配っても

これは行って来いになります。

 

それから支出を減らすのも

これはマネーストックを増やすのを

減らすわけですから、

その代わりにベーシックインカムを配っても

これも結局マネーストック的には相殺で

プラスマイナスゼロです。

 

一時的には効果があるかもしれません。

 

今までお金が必要で

手にできなかった人たちのところに

直接お金を届けることができる。

 

今までの金融の仕組みだと

お金を発行する時に

借金でお金を発行してましたから、

その借金を最初に手にできる人たちが

そのお金の使い道を決められたわけです。

 

例えば企業の経営者とか

そういう人が銀行からお金を借りると

そのお金を手にした経営者が

その使い方を自分たちで決めることができる。

 

往々にしてお金のない人たちは

その借金で発行されるお金を

手にすることがありません。

 

ですから、そのトリクルダウン、

要するにおこぼれが回ってくるのを

待つしかないんです。

 

今のお金の仕組みに中でも

直接ベーシックインカムとして

その人たちに配れば

確かに今までの金融緩和よりも

より多くの人達がお金を手にすることになり

その人達が確かにお金を使って

一時的には景気回復をしたりとか

お金のない人達が助かるかもしれません。

 

しかし、それは一時的なものになります。

 

なぜなら、結局今の金融資本主義の仕組み

この仕組みが根本にあるから

お金を持ってる人たちが

お金を集め続けるからです。

 

そして、金利で利息で

お金を持ってる人達が

お金を集め続ける。

 

それから資本家が利益を吸い上げ続ける。

 

そういう仕組みがあるから

こういった巨大な格差が広がるわけです。

 

結局、その仕組みに対して

何もしないまま今の財政金融のしくみ

それから、お金の発行の仕組みのまま

今の金融商品をそのままにして

ベーシックインカムを配っても

結局、最終的にその効果は

アッという間に相殺されると思います。

 

それどころか

仮に一時的に景気回復をして

例えば銀行の融資が増えて

お金が増えたりするようなことが

一時的にもあれば、

その時はいいかもしれません。

 

しかし、その後に必ず

景気後退局面が来ます。

 

その時に膨れた借金お金、

そしてそれにかかる利息、

これは決して減りません。

 

後でそれは必ず重くのしかかります。

 

ちょうどバブル崩壊の後に

90年代バブルの時に借金で

お金がうんと増えた後に

不良債権処理とかで

多少減ったりしましたが、

結局根本的には大きくは

減ってはいないないんです。

 

その重荷が結局90年代思った以上に

大き重荷になったのと同じように

その後結局今よりも悪い状況になる。

 

そうなる可能性が高いというか、

まず間違いなくそうなります。

 

ですから、今の財政金融の仕組みの中で

そして今のお金の発行の仕組みを

そのままにして、金融資本主義

資本家が利益を上げ続けるという

その仕組みをそのままにして、

いくら対処療法をして

今お金が必要な人たちの所に

配ればいいというのは

残念ながらとても短絡的な考え方です。

 

そんなベーシックインカムをやっては

結局後でもっとひどいことになります。

 

ですから、

本当にベーシックインカムを

やるのであれば、

正しいやり方をしなければいけない。

 

実は今日その話を

しようと思ったんですが、

ちょっと前置きが長くなってしまった。

 

じゃあどうしたらいいか?

 

政府通貨を発行して

ベーシックインカムを配る

というのが正しいやり方で、

それをやるときには

どんなことを考えなければいけないのか?

気を付けなければいけないのか?

そういうことも含めて

次回お話したいと思います。

 

次回もお楽しみに。

 

大西つねきの週刊動画コラムでした。

 

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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