コラム 政治・経済

国家経営の本質とは「大西つねきの週刊動画コラム」より

最近の国内政治の様子を見ていると、

財務省の統計データの改ざんや、

桜を見る会の招待者名簿の破棄問題など、

国家運営に対して大きな疑念を

持たざるを得ない状況が続いています。

 

政府は緩やかに景気は回復していると言いますが

長引くデフレから脱却しているとは、

とても思えない状況が続いていますし、

私達庶民の暮らしぶりは、バブル崩壊後も

相変わらず一向に上向いている気がしません。

 

むしろ益々厳しさを増しているように感じます。

 

しかし、

これらの問題は政治家だけの

責任ではありません。

 

私達国民ひとり一人も

政治に対して、これまで真剣に

向き合って来なかったことも

大きな要因の一つだと思います。

 

そこで、

今回は国家運営の本質について、

国家経営とはどうあるべきかを

大西つねきさんのお話から

記事にしてみたいと思います。

 

記事元は、

大西つねきさんのYouTubeチェンネルで

タイトルは、

2018.5.7「国家経営の本質」大西つねきの週刊動画コラムvol.25

内容を端折ってテキスト化しています。

 

企業経営と国家経営の違い

国家経営といっても、

普通はあまり考えている人は

いないのではないかと思います。

 

しかし、これは本当に大事なことです。

 

特に政治家や官僚などのように、

国の方向性を考えて、国を動かす人達にとっては、

この国家経営の本質がわかっていないことには

方向性が全く出てこないし、見えてきません。

 

そして、残念ながらこの30年以上

日本は全く方向性を失ってしまっています。

 

それが何故なのかということを

この国家経営の本質を話すことによって、

皆さんにもご理解いただけるのでははないかと思い

国家経営についてお話したいと思います。

 

経営と言いますと、企業経営みたいなものが

頭にすぐ浮かびます。

 

しかし、国家と企業、

それから家計の運営みたいなものは

基本的に全然違います。

 

特に企業経営と国家経営の根本的な違いは、

企業経営と言うのは、利益を上げるのが主な目的です。

 

利益が何かというと、

外から入ってくるお金を最大化して

中から外に出ていくお金を最小化することによって、

その差額を大きくすれば利益が膨らんでいくわけで

それが企業経営の考え方です。

 

しかし国家経営はそうではありません。

 

支払うお金が多いか少ないかは輸入の話で、

外から入ってくるお金が多い少ないかは、

輸出の話になります。

 

ですから、たくさんお金を稼ごうとすると

輸出を増やして黒字を増やすのが、

国家経営になってしまいます。

 

しかし、それは国家経営ではないのです。

 

国家経営は黒字の最大化ではありません。

 

それをやりすぎてしまうと、

逆に国民の人達が苦しむ事になるのは、

ただ黒字ばかりを稼いでも

それは全て外貨として溜まってしまって

日本の人たちのためには使われないからです。

 

ですから、黒字を稼ぐことは

国家経営の目的ではないんです。

 

ですから、

大きく企業経営と国家経営が違うのは、

まずは、この稼ぐという部分が、

根本的に違います。

国家経営とは何か?

では国家経営とは何かということを

もう一度ゼロから、根本から

考え直してみたいと思います。

 

国家はまず

「国家が存続するということ」

「持続性があるということ」

がとても大事なことです。

 

そのためには、

まずは国家として自立することが大事です。

 

国家が自立するためには

その国に無いものを

外から買ってこなければいけない。

 

日本の場合は、

特に資源があまりない国ですから、

外から資源を買ってくるための外貨を

十分稼がないといけません。

 

特に日本の場合は、

戦争に負けて国土が焼け野原になり、

資源を輸入するための外貨すらなかったので、

国として自立するためには、

まず外貨を稼ぐ必要があったのです。

 

だから必死になって黒字を稼ぎ続けて来たのですが、

それを本当にやり過ぎてしまいました。

 

そんなに黒字を稼がなくてもいいのに

世界一の黒字を稼いでしまった。

 

これが実は我々の悲劇の元です。

 

先ずは国家として自立することが大事なので

戦後まもなくの時は、それで良かったのですが、

それをやり過ぎてしまった後は

それはもう国家の目的ではないのです。

GDPを増やすことは国家経営の目的ではない

よく勘違いする人がいるのは、

国家経営と言うのは

GDPを増やすことだ」という意見です。

 

確かにGDPというのは、

その国家経営がうまくいった時には

数字は結果として必ず上がってくると思います。

 

しかし、

GDPをただ単に上げればいいかと言うと

これも実は国家経営とは違います。

 

GDPはご存知の方も多いと思いますが

一応式にこれは出したいと思います。

 

GDPというのは、基本的に

GDP=C 消費+ G 政府支出+ I 投資+ K 純輸出(輸出ー輸入)

ですから黒字が多ければ

その分の純輸出が増えますから、

それはGDPに寄与することになります。

 

GDPをただ単にあげようとすると

特に日本の戦後の場合は

黒字主導型、黒字を稼ぐ為の経済構造として

戦後復興をやってきましたから

まずこの純輸出を増やすのです。

 

要するに輸出を増やすために

一生懸命皆さんが働いたわけです。

 

輸出が増えれば、黒字が増えるので、

今度は輸入を増やせますから

さらに生産を増やすことが出来ます。

 

順調に黒字が増えていけば

もちろんモノも増えるので消費も増えます。

 

それから当然、税収もそれで上がってくるので

政府支出も増えます。

 

もちろん、

その黒字を拡大するため

生産を拡大するための投資も

増えていくということで

全部が高循環で回っていました。

 

なので、結局GDPが上がる事は

国民の幸せが増進するということで

ずっとそれをやり続けて来たのです。

 

ある程度それをやりすぎた後に

今度はただ単にGDPが上がればいいんだ

という固定観念だけが残ってしまって

未だに同じようなことをやり続けています。

 

結局この30年間黒字を稼ぎ続けたというのも

経済構造は変わらないまま

ただひたすら輸出を増やしていけばいいんだ

という考えのもとに

本当に戦後復興の最初の40年の考えを

いつまでも引きずって

後半30年も同じことをやり続けたから

結局は大手輸出企業ばかりが

儲かるようなことになってます。

今の時代のGDPの考え方

今の時代のGDPというものは

C 消費+G 政府支出+I 投資 +K 純輸出

この内のどこのが伸びるかと言うのが

とても重要な事なんです。

 

もちろん、皆さんの消費(C)

それが伸びることは今一番肝心です。

 

しかし、ただ単にGDPだけを上げようとすれば

大手輸出企業のやりやすいように、

彼らが利益が上がりやすいように

輸出が増やせるようにします。

 

例えば、為替政策もそれに従ったり、

税制も例えば消費税みたいなものは、

大手輸出企業優遇の税金です。

 

そうやって大手ばかりを伸ばそうとします。

 

それはおそらく

経団連のような大手企業が固まって

政界に大きな影響を与えて、

大きな企業献金をするようなことも

政策を歪める原因になってきます。

大切なものは時間と労力、資源

GDPなんていうものは、

いかにお金が動いたかだけの

指標でしかありません。

 

ですから、例えば政府支出を増やして

財政赤字を増やして、政府支出を増やして

お金だけ動かせばいいわけです。

 

ですから、大して意味のない事業をやっても

GDPというのは伸びることになってます。

一億円の穴掘り事業

例えば、

1億円で穴を掘って埋めるだけという

全く意味のない事業をしても

その1億円が使われれば、

その分のGDPが増えていきます。

 

しかし、その意味のない事業のために

使われた人の時間と労力と資源は

永遠に失われてしまいます。

 

結局、国家経営の本質は何かというと

こうやってGDPを増やすという

お金を増やすことでもないのです。

 

本当の本質というのは

皆さん一人一人の時間と労力、

そして貴重な地球の資源を

いかに有効活用して

未来の子供たちのために役立てるか?!

それがもっとも大事なことなんです。

 

オリンピックやカジノ

GDPを増やすことだけ、

その数字だけが増えればいいという

浅はかな考えを持った人たちが

経済とか政治を動かすと

どんなことが起きるかというと

例えば、オリンピックみたいなもの

それからカジノみたいなもの

私は残念ながら

人の時間と労力と資源の無駄だと思ってます。

 

勿論それで潤う人たちがいるのは

確かかもしれませんが

そこで作られたモノとか、

そこで行われた活動というのが、

本当に子供達の未来に役立つのかどうか?

それを根本的に考える必要があります。

 

カジノなどと言うものは、

これは博打でしかありません。

 

それからオリンピックも、

確かに楽しい祭典かもしれませんが

別に日本でやらなくてもいいんです。

 

それを必要とする国が他にあれば

そっちでやってもらえばいいだけの話です。

 

日本人としては、

もっと他にも今やらなければいけないことが

たくさんあります。

 

2011年の震災を受けて

まだまだ東北の方等でも、

やらなければいけないことは

たくさんあります。

 

そのために、たくさんの時間と労力が必要です。

 

特に建設業の方々は、

まだやるべき事はたくさんあると思います。

 

それをオリンピックのために使ってしまえば

そちらの方に使えなくなってしまいます。

エネルギー政策の転換

それから震災で明らかに我々は

エネルギー政策を根本的に変える必要があります。

 

もっと自然エネルギーや再生可能エネルギーの方へ

人の時間と労力を使って、

そちらの方に積極的にインフラを作り直して

シフトしていかなければいけない時期です。

 

そんな時にオリンピックとかカジノとか

やってる場合じゃないんです。

 

それでいくら金が動こうが関係ないです。

 

そんなものは国家経営でも何でもありません。

 

本当の国家経営とは、今我々がやるべきことは

限られた人たちの時間、そして限られた資源を

如何に有効に使って、如何により良い未来をつくるか

というのが国家経営の本質です。

 

そういう本質がわかっていない人たちが

未だにこの国を動かし続けている。

 

だから我々は方向性を失ってしまっているんです。

 

我々のやるべきこと

実は、この大きな方向性の転換は

30年以上前にやらなければ

いけないことだったんです。

 

戦後復興が終わって

日本はもう十分に豊かになった。

 

その時に、もっと世界中の人たちのために

やらなければいけないことが、

日本にはたくさんあったはずなんです。

 

しかし、それをやらずに

いつまでも目先のGDPや経済成長とか

そんなことだけのために時間を使ってきたから

我々は方向性も失ってしまって、

そして、下手をすると生きる目的すら

失いつつあるような、

そんな社会になってしまっています。

 

今こそ日本が本当に世界のために

自分たちの時間と労力を使って行くんだ!

そして、我々が培った技術を使って行くんだ!

という風に明確な方向性を出していけば

我々が世界をより良い場所にすることができます。

 

それこそが、日本の国家経営のあるべき姿です。

 

それをやるために私はフェア党という

新しい政党を作ってやっています。

 

早く皆さんにも、このフェア党に

力を与えていただきたいと思います。

 

本当に今の安倍政権とか自民党とか

与党とか野党とか言ってる場合ではないんです。

 

新しい本当の意味で

この国を正しい方向に導いていけるような政党を

自分たちの手で作ったほうが早いです。

 

なんとかフェア党の候補者を

全国で何人か出していかなければいけない

時期に来ています。

 

しかし、すいません。

私もなかなか力不足で出来ていないんです。

 

しかし、皆さんの中からも

俺が立つ!私が立つ!そういう人たちが

そこかしこに現れて、フェア党の旗を掲げて、

そういう人たちが1人2人5人10人いれば、

そこから少しずつ未来が変わってきます。

 

本当に批判してる場合ではないんです。

 

そんなことをやってる場合ではありません。

 

それから今の野党に期待したところで

結局は彼らは何をすべきか

根本のところが分かっていません。

 

どこの政党が、この経済成長の本質の話

国家経営の本質の話をしていますか?

 

そういう本質的なことが分かっていない人たちが

いくらバッチをつけて、

政権がひっくり返るような

そんな期待を抱かせてくれたところで

それでひっくり返ったところで

結局何もできません。

ですから、本当に何をすべきか

ということを分かってる人、

それを理解して本当にやろうとするあなた方が、

自分の手で、自分の力で、

自分たちの力で立っていく。

 

まずは地方選から立っていく

ということをやっていく

必要があると思ってます。

 

ですから地方選で、

フェア党の旗を掲げて出るという人

一早く連絡ください。待ってます。

 

私自身は出られませんが、

もう全力で応援したいと思いますので

是非そういう人たちが

立ち上がってくれることを期待してます。

 

記事元:2018.5.7「国家経営の本質」大西つねきの週刊動画コラムvol.25

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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