コラム 政治・経済

今のお金に裏付けはあるのだろうか?

大西つねきさんが主に主張しているのは

今の金融資本主義のシステムの矛盾と

お金の発行の仕組みを変えることです。

 

しかし、それ以上に

変えなければならない

大切な概念があると

主張していることがあります。

 

それは、

ひとり一人が自由に生きることができ

人としての生き方や思想・哲学が

政治の根幹に必要だという点です。

 

私は以前から真面目で正直な人ほど

豊かになれない今の社会に対して、

大きな違和感を感じていました。

 

しかし、その根本的な原因がわからず、

悶々としていたのです。

 

ビジネスでお金を稼げば幸せになれると

考え実際にやってみましたが、

どうもお金を稼ぐことではないようです。

 

そんな時に、大西つねきさんの訴えを聴いたことで

根本的な問題の原因がスッキリと腑に落ちたわけです。

 

以来、ずっと大西つねきさんの情報で学びながら

私自身が出来ることを模索しています。

 

このブログの記事も、

そんな想いから配信をしているものです。

 

大西つねきさんについて

更に詳しいことを知りたい方は、

大西つねき公式ウェブサイト

をご覧ください。

 

さて、前回は

今私たちの身の回りで起きていること

と言うことについて記事を書きました。

 

今回も引き続き、大西つねきさんの著書、

「私が総理大臣ならこうする」

第四章「お金の本質について」より

今のお金に裏付けはあるのだろうか?!

ということについてお話していきます。

ブレトン・ウッズ体制

第二次世界大戦後半に、

アメリカのブレトン・ウッズで

金融会議が行われました。

 

この会議でアメリカドルを基本的な軸とした

固定相場制が合意されました。

 

その時のお金の裏付けになっていたのがです。

 

金1オンス=35ドルとされ、

そのドルに対して各国の通貨が

固定相場で紐づけされていたのです。

 

ちなみに円は当時1ドル360円でしたので

金1オンス=1万2600円でした。

 

この金が通貨の裏付けになっている体制を

ブレトン・ウッズ体制と言います。

 

1971年にニクソン大統領が、

金とドルの交換を停止して、

変動相場制に移行するまで続きました。

 

逆に言えば、1971年までは、

お金の裏付けになるものとして、

金という実体価値があったと言うことです。

ニクソン大統領の意図

では、なぜニクソン大統領は、

ブレトン・ウッズ体制を破棄したのでしょう?

 

理由は次の通りです。

 

第二次世界大戦が終了し、ヨーロッパやアジアの

経済が復興し始めます。

 

生産を増やして、それをアメリカに輸出することで

黒字(ドル)を稼いでいきます。

 

そして、稼いだドルを金に換えたので

急激にアメリカ国内の金の保有量が減ったのです。

 

そのため、ニクソン大統領は

ブレトン・ウッズ体制を破棄して、

金とドルの交換を止めて

ドル安に転換せざるを得なかったのです。

 

当時のブレトン・ウッズ体制下では

稼いだドルを金に換えることで、

ドルを実態価値(金)にして

国内に持ち込むことが出来ました。

 

しかし、変動相場制に移行して、

金とドルを交換できなくなってから

稼いだ黒字(ドル)は海外に、

特にアメリカへ貸したままになったのです。

 

どうしてかと言うと、

無理やり円や金に換えようとすると

どちらも高騰してしまうからです。

 

これは、アメリカが明確な意図があって

そうしたと考えるべきだと

大西つねきさんは言っています。

現代通過の裏付けになるもの

ブレトン・ウッズ体制が崩壊し、

世界中の全ての通貨には

金の裏付けがなくなりました。

 

ですが、これは当然であったと言えるのです。

 

なぜなら、

世界中の経済が目まぐるしく発展する中で

膨大な量の財が生産されて、

それらを円滑に取引するためには

膨大な量の通貨が必要になりますが、

それを全て金が裏付けることには

無理があったからです。

 

もし仮に、これを裏付けるだけの

金があったとしたら、

金そのものの価値が無くなってしまうのです。

 

現代通貨の裏付けになるものは、

もはや何も存在しません。

 

膨大な数があり、希少価値を持つ物の存在は、

論理的に矛盾しており、あり得ないのです。

 

今あるお金の裏付けになっている定義は、

通貨で交換できる実体価値全てです。

 

要するに、お金はいつでも

実体価値と交換が可能であるというのが

唯一のお金の裏付けになるのです。

 

これは、言い方を変えると

「信用」とも言えるでしょう。

 

この信用のベースになるものは、

実体価値とお金の量のバランスです。

 

価値の量が増えないのに、

お金だけが増えても、

それはやがて信用が下がります。

 

それがインフレと呼ばれる現象で

お金の価値が落ちる状態です。

 

ですからこのバランスは非常に大切で、

このバランスを保つために

中央銀行がお金の量を調節して

信用を崩さないようにしているのです。

日本の資産の裏付け

実は、お金の発行の仕組みそのものが、

この信用を担保するための仕組みでした。

 

お金を借りるのは基本的に生産者です。

 

お金を使って生産活動をして、

借金(発行したお金)に見合うだけの

実体価値を生産し、それを販売して

お金を得て借金を返済します。

 

つまり、貸しただけのお金と

同じだけの実態価値が確実に生産される

ことを担保していたわけです。

 

この方法は経済が成長している間は

有効に機能していました。

 

しかし、経済成長が止まり

生産しても物が売れなくなると、

増え続けるお金に見合う実体価値を

生産することが難しくなります。

 

ところが、私たちは

バブル崩壊後も同じことを

やり続けて来たのです。

 

お金が金利で増えると言う概念が

完全に固定化されているのです。

 

例えば、年金、生命保険、損害保険など

基本的にこれらは集めたお金を運用し、

お金を増やし続けなければ成り立たない仕組みです。

 

本来お金が増えるのは、

実体価値が増えるからです。

 

実体価値が増えないのに

お金だけが増え続けるのは無理なのです。

 

しかし、政府が絡むことで、

無理なことを可能にしてしまいました。

 

普通、生産者にお金を貸した場合、

生産者は必ず、生産をして実態価値を

お金に換えないと返済できないので、

それが出来ない生産者には、

お金は貸してもらえません。

 

しかし、政府は生産性が無くても

借金を増やし続ける事が出来ます。

 

そして、その金利の支払いも

新しい借金で支払うことが出来ます。

 

それを日本の政府は35年間

やり続けて来ています。

 

その結果、日本の国債の利息累計は

300兆円を超えました。

 

元本は元より利息も一円も

支払われていません。

 

何が言いたいのかと言うと、

数字だけ増え続けた資産が

実際にあると言えるのか?

と言うことです。

 

要するに、年金運用基金や銀行、

生命保険会社や損害保険会社などの

貸し手の帳簿上の資産を増やし続けても

その資産には

実体価値の裏付けが全く何もない

ということです。

お金の本質とは

お金の裏付けが、

交換できる全ての実体価値だとすれば、

本質的な実体とは「人の労力×時間」です。

 

これが実体価値を生み出す源であり、

逆に言えば「人の労力×時間」

必要としないものは、

簡単にいえば不労所得と言う様なものは

経済的な価値を生み出さないのです。

 

お金が無限に増え続けるためには

「人の労力×時間」もまた増え続けなければ

バランスが保てません。

 

しかし、そんなことが出来ないことは

だれでも理解できると思います。

 

人も時間も資源も有限なのです。

 

今のお金の仕組みの中で

私達は大切な労力と時間を不当に

奪われています。

 

私達は決して生産と消費のために

この世に存在しているのではありません。

 

しかし、今の仕組みによって

無理やり人生を生産と消費のために

費やすことを強いられています。

 

お金のために私たちがあるかのような

そんな世の中では、決して幸せになれません。

 

この仕組みの矛盾に多くの人が気が付き、

間違った政治を正していかなければなりません。

 

 

今回のお話は以上です。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

参考書籍
「私が総理大臣ならこうする」
著者 大西つねき

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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