コラム 政治・経済

今私たちの身の回りで起きていること

元JPモルガン銀行で為替ディーラーの経歴を持ち

自らの主張を実現するために、

フェア党という政治団体を立ち上げて活動している

大西つねきさん。

 

彼が主に主張している内容は、

今の金融資本主義のシステムの矛盾と

そのお金の発行の仕組みを変えることです。

 

しかし、

それ以上に大切な概念があると主張していることは、

ひとり一人が自由に生きることができて、

そうした人としての生き方や思想・哲学が

政治の根幹に必要だという点です。

 

大西氏の解説の中では、色々な専門的な内容が

多く出てきますので、少し難しい部分もありますが、

何度も繰り返して聞いたり、

分からないところは自分で調べるなどしているうちに、

どんどんその主張が胸に響いてきました。

 

実は、私自身も以前から真面目で正直な人ほど

豊かになれない今の社会に対して、

大きな違和感を感じていました。

 

しかし、その根本的な原因がわからず、

悶々としていたのです。

 

そんな時に、大西つねきさんの訴えを聴いたことで

根本的な問題の原因がスッキリと腑に落ちたわけです。

 

以来、ずっと大西つねきさんの情報で学びながら

私自身が出来ることを模索しています。

 

このブログの記事も、そんな想いから配信をしているものです。

 

大西つねきさんについて

更に詳しいことを知りたい方は、

大西つねき公式ウェブサイト

を是非ともご覧ください。

 

さて、前回は

灰色の男たちの正体とは

と言うことについて記事を書きました。

 

今回も引き続き、大西つねきさんの著書、

「私が総理大臣ならこうする」

第四章「お金の本質について」より

今私たちの身の回りで起きていること

ということについてお話していきます。

当たり前に組み込まれている金利

前回の記事では、ミヒャエル・エンデの書いた

世界的なベストセラー「モモ」の童話が

お金の金利の恐ろしさを知らせるための

警告書であったことを書きました。

 

また、この「モモ」に登場する

灰色の男たちという時間泥棒の正体が

金利であると言うことをお話しました。

 

では、その灰色の男たちと言われる

金利がどのように紛れ込んで、

時間を盗んでいくのかを見ていきます。

 

実はその仕組みはとてもシンプルです。

 

なぜなら、全てのお金の発行は

誰かの借金で発行されるので、

借金全てに金利がかかるからです。

 

そして、金を借りた生産者が

開発した製品やサービスの価格に、

金利を含めた資金調達にかかったコストを

上乗せしていくのです。

 

ここで言う生産者とは、

製品やサービスを作り出す事業者に限らず

住宅ローンを借りるような生産性のある

労働者なども含まれます。

 

例えば住宅ローンにかかる金利も

労働者の労働価格に織り込まれて、

間接的に労働者が従事している事業の

製品やサービス価格に織り込まれる

ことになります。

 

また、労働者や事業者が直接的に

借金をしていない場合であっても

価格に利益を乗せるという行為だけでも

金利と同様の作用があります。

 

なぜなら、利益率(資本収益率)こそが

金利の源だからです。

 

利益を上げられる実体経済があって初めて

お金を貸しているだけの人達が、

利息と言う形で上前を撥ねることが出来るのです。

 

要するに利益と利息は同じ意味を持ち、

金融資本主義経済においては、

全てのモノやサービスの価格に

当たり前の様に組み込まれているのです。

複利の仕組み

私達は、何かにお金を支払うたびに

利息(利益)を払う仕組みになっています。

 

そして、その利息(利益)は、

お金を貸している人達(資本家)

納められていくのです。

 

経済成長と聞くと、一見聞こえは良いですが、

どうも一概に喜べないこともあるです。

 

今の金融システムの上では、

お金が回って経済が活性化するほど

お金が増えていきます。

 

それは、お金の発行=誰かの借金なので、

当然借金も増えることになるのです。

 

お金が増えれば借金も増え

それに付随する金利も増えていきます。

 

そうなると、増えた金利は資本家へと流れ

富は資本家へと加速的に集中していくのです。

 

なぜなら、利息に利息が付く複利になるからです。

 

次の表2を御覧ください。

出典:大西つねき著「私が総理大臣ならこうする」より

 

上記の表の例では、

100万円の1年ローンを年利10%で借りて

常に100万円の預金を作るとします。
(表2:ローン1)

 

翌年にこの100万円を返すと、

預貯金はゼロになり、金利分も不足するので

新たに110万円の別の借金が必要になります。
(表2:ローン2)

 

翌々年には、それを返すために

121万円が必要になります。
(表2:ローン3)

 

これを10年続けていくと259万円以上、

1.1の10年乗倍の借金が必要になります。

 

10年間で利息は159万円以上に膨れ上がり

それでも預金は100万円のままです。

 

このことが何を意味しているか?

おわかりでしょうか?

 

利息だけが滅茶苦茶に膨らみ、

その富は資本家へと偏っていくのです。

待ち受ける借金地獄と格差拡大の社会

ここで、重要なことは

今の金融システムの本質的な問題です。

 

それは、増え続ける利息を

誰かが支払い、誰かが受け取るということ。

 

また、現実的には

資本を持つものほど多く受け取り、

貧しいものは支払うだけになることです。

 

要するに自動的に格差を広げる

仕組みになっているのです。

 

金利(利息)がお金と借金を増やし続け、

その借金を返すために、

また多くのお金と借金を増やし続けるのです。

 

こんな仕組みがいつまでも

無限に続くはずがありません。

 

今では銀行もお金を借りてもらおうと

まるで且つての消費者金融のような商品を

販売して必死に生き残りをかけています。

 

あまり実感がないかと思いますが、

実はクレジットカードも短期的な借金なのです。

 

手数料と言う名の金利については、

お店側が支払いますので、

消費者は直接的には支払いません。

 

でも、お店側も価格に上乗せするので

結局は消費者が支払いことになるのです。

 

クレジットカード会社は、

あえて金利と言わずに手数料と言っていますが、

本質的には全く同じで金利そのものです。

 

このクレジットカードの仕組みも

ポイント還元などで沢山使う人ほど

得をする仕組みになっています。

 

特にネット社会においては、

クレジットカードが不可欠になっていますが、

無自覚にクレジットカードという短期的な

借金を増やしてしまうと、

それが、いつの間にか経済全体に

膨大な利息を産み出してしまうのです。

 

そのツケは、今生きている私達だけでなく

まだ生まれて来ていない未来の子供たちへ

回してしまうことになります。

 

この金融システムの仕組みを続ける先に

私達を待ち受けるものは、

借金地獄と格差拡大の社会です。

 

増え続ける今の政府の借金の正体は

結局は未来の子供にまで押し付けようとする

膨れ上がった後払いの税金なのです。

 

これが、今の間違った金融システムの

根本的な問題であり、

日本だけでなく世界全体で取り組むべき

重大な課題なのです。

 

今回のお話は以上です。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

参考書籍
「私が総理大臣ならこうする」
著者 大西つねき

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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