コラム 政治・経済

政府の借金を税金では返せない

私はインターネット上に、

2時間を超える動画を見つけました。

 

長い動画でしたが食い入るように最後まで視聴し、

そして、これまでの価値観が一変しました。

 

配信者は大西つねきさんと言われる方です。

 

大西さんは自ら主張する政策を実現するために、

フェア党という政治団体を立ち上げ

政治家また思想家として活動をされています。

 

主に主張されている内容は、

今の金融資本主義のシステムの矛盾と

その経済の仕組みを変えることです。

 

しかし、

それ以上に大切な概念があると主張していることは、

ひとり一人が自由に生きることができて、

そうした人としての生き方や思想・哲学が

政治の根幹に必要だという点です。

 

大西つねきさんのお話の中では

現在の金融システムについて色々な専門的な内容も

多く出てきます。

 

なので、少し難しい部分もありますが、

分からないところは一つ一つを自分で調べながら

何度も聞いているうちに、

私自身とても強い共感を覚えました。

 

なぜなら、

私も以前から真面目で正直な人ほど

豊かになれない今の社会に

大きな違和感を感じていたからです。

 

でも、その根本的な原因がわからず、

悶々としていたのです。

 

そこへ、大西つねきさんの配信に出会い

全ての原因がスッキリと腑に落ちたわけです。

 

以来、ずっと大西つねきさんの情報で学びながら

私自身が出来ることを模索しています。

 

このブログの記事も、その一環として

配信をしているものです。

 

大西つねきさんについて

更に詳しいことを知りたい方は、

大西つねき公式ウェブサイト

を是非ともご覧ください。

 

さて、前回は

政府は借金することでお金を発行していた

と言うことについて記事を書きました。

 

今回も引き続き、大西つねきさんの著書、

「私が総理大臣ならこうする」

第三章「政府の借金を税金で返してはいけない」より

政府の借金を税金では返せない

ということについてお話していきます。

政府の借金に関する致命的な誤解

政府やメディアなどは、

政府の借金を返すために

税金を上げる必要がある等と言います。

 

しかし、これは大きな誤解です。

 

下の図3を使って、その説明をしていきます。

※①マネーストックM2の線を

今のラインまで押し上げているのは、

②国債残高(政府の借金)が、

その借金分のお金を発行して来たからです。

マネーストックとは、
金融部門から経済全体に供給されている通貨の総量です。
具体的には、一般法人、個人、地方公共団体などの
通貨保有主体(=金融機関・中央政府以外の経済主体)
が保有する通貨量の残高を集計しています。

ちなみにM2は、ゆうちょ銀行や農協の現金預貯金を除いた総量で、
M3は、ゆうちょ銀行や農協等の分も全て含めた総量のことです。

そうなったのは、③民間銀行貸出が減ったまま

全く増えていないからです。

 

つまり、それによって②国債残高のラインが

①マネーストックM2のラインを押し上げたのです。

 

要するに、②国債残高のラインと

③民間銀行貸出のラインの差が、

政府が補完して来たお金の発行の部分です。

 

これを正常に戻すためには、

②国債残高のラインと③民間銀行貸出のラインを

入れ替えなければなりません。

 

つまり、政府の借金を約400兆円減らし、

銀行から民間への貸し出しを約400兆円

増やす必要があるのです。

 

経済成長が止まってから、失われた30年と言われ

銀行は一時期、約100兆円も貸出残高を

減少させてしまいました。

 

現在の経済状況の下で、

その銀行が今の倍ものお金を貸し出すことは

まず不可能に近いと考えられます。

借金の返済を実務的に検証

次に図5を見ながら、

政府の借金の返済について、

実務的に考えていきます。

  図4:政府支出とマネーストック

 

 

図5の政府の借金を税金で返すための仮予算は

図4の平成29年度の予算案とよく似ていますが、

税収は、図4の予算案のほぼ倍の100兆円

政府支出を大幅にカットした50兆円にしています。

 

これはあくまで計算上の仮の設定数値です。

 

実際にこんな予算になると経済が混乱して

麻痺状態に陥りますが、今回は税金で借金を

返すという前提での仮の設定になっています。

 

まず、私たちのマネーストックM2は、

税金を徴収した時点で100兆円減ります。

 

また、その他収入などの徴収も合わせると

105兆円減ることになり、

ここまでに885兆円まで減ることになります。

 

政府支出によって50兆円が戻り、

さらに利息の9兆円が戻りますが

差し引き46兆円が消えていきます。

 

借金を返すための唯一の方法

一方で政府の財政は、

基礎収支が55兆円増えるので

9兆円の利息を支払っても

46兆円が余ることになります。

 

この46兆円を政府の借金の返済に充てれば

国債残高845兆円から799兆円

減らすことができます。

 

但し、政府の借金も減りますが、

「政府の借金=お金の発行」ですから、

政府の借金が減れば、私達が持つ現金預貯金も

減ることになるのです。

 

これをずっとやり続けて行けば、

20年余りで政府の借金を返すことが

理論上は可能となります。

 

しかし、税金で政府の借金を返済をすると

同時に同じだけのお金も消すことになります。

 

つまり、図5にある

マネーストックM2の990兆円のうち、

政府の借金と同額分の845兆円が消えると、

残りが145兆円になってしまうのです。

 

利息分を考えると、私たちの現金預貯金が

ほぼゼロになるのです。

 

こんなことが実際に起こり得るでしょうか?

 

これを唯一可能にする方法は、

日本の銀行が四半世紀の間に

845兆円以上の貸し出しをすることです。

 

ですが、どう考えても今の経済状況で

そんなことが出来る可能性はありません。

 

要するに、何が言いたいのかと言うと、

政府の借金を税金で返す

という選択肢は存在しないと言うことです。

 

この問題を解決する方法は、

誰かが借金をしないとお金が発行されない

今の金融システムを変えることです。

 

これまでとは、全く違った

お金の発行の仕組みを変えて行くこと

唯一、この問題を解決できる方法なのです。

 

今回のお話は以上です。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

参考書籍
「私が総理大臣ならこうする」
著者 大西つねき

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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