コラム 政治・経済

「信用創造」と言うお金の発行の仕組み

大西つねきさんという方は、

自身でフェア党という政治団体を立ち上げ

政治家及び思想家として活動をされている方です。

 

大西さんの配信の主な内容は、

今の経済金融システムの矛盾や

政治だけでなく生きる上で必要な

人としての思想や哲学についてです。

 

専門的な内容もあり、難しい部分もありますが

私自身大変強い共感を覚えて、

以来ずっと大西つねきさんの配信から学びながら

私自身が出来ることを模索しています。

 

このブログ配信もその一つになります。

 

大西つねきさんについての詳しいことは、

大西つねき公式ウェブサイトをご覧ください。

 

前回は、

日本銀行の仕事(日銀はお金を刷らない)

と言うことについて記事を書きました。

 

今回は、大西つねきさんの著書、

「私が総理大臣ならこうする」

第三章「政府の借金を税金で返してはいけない」より

「信用創造」と言うお金の発行の仕組み

ということについてお話していきます。

お金の発行と増やし方

前回は日本中の預貯金1300兆円に対して、

貨幣は100兆円程しかなく、

今のお金の殆どは、現実に預金情報として

数字として有るだけだと説明しました。

 

なので、お金の発行とは、

私たちが持っていると認識している預金の総量を

経済全体で増やすことになります。

 

では、どのようにしてお金を

増やしていくのでしょうか?

 

ここで質問です。

問1「誰がどうやって預金情報を増やすのでしょう?」

問2「増えたお金は誰に渡すのでしょう?」

 

では答えです。

問1の答え「銀行がお金を貸すことで」

問2の答え「お金を借りる人」

 

このお金の発行の仕組みが

「信用創造」と呼ばれる仕組みです。

信用創造の仕組み

現代のお金は「信用創造」という仕組みで

発行されています。

 

大西つねきさんの著書では、

この信用創造について詳しく説明されていますが、

内容が少々複雑ですので、難しい部分を端折って

大切な部分だけ抜粋して解説します。

 

お金の発行の仕組みは、細かく理解するよりも、

先ずは、大まかに理解していただければ良いと思います。

 

先ず仮に私が現金100万円をA銀行に預けたとします。

 

A銀行は、その100万円を貸借対照表の

資産側に現金預貯金として計上し、

負債側(支払い義務のあるお金)に

私の預金を計上します。

          貸借対照表


(資産の部)         (負債の部)

1,000,000 現金預貯金      私の預金 10,000,000


 

 

現在の銀行制度は、銀行が預かった預金の一部を

日本銀行に預けることになっており、

これを準備預金制度と言います。

 

もし仮に準備預金率が

1%とした場合であれば、

100万円の1%で1万円を

日本銀行に預ける必要があります。

 

そして、残り99万円については、

A銀行は誰かに貸しても良いことになっています。

 

仮にA銀行がその99万円を甲さんに貸し、

甲さんは乙さんに99万円を支払のために

B銀行へ送金したとします。

 

すると99万円はB銀行の新しい預金となり、

B銀行の貸借対照表の資産側に99万円現金預貯金、

負債側に99万円の乙さんの預金が計上されます。

 

元々私が100万円預けた現金が、

この時点で199万円に増えているのです。

 

そして、B銀行は99万円を預かりましたが、

A銀行と全く同じことが出来るのです。

 

こうして、同じことを繰り返していけば

貸せる金額は1%ずつ減りますが、

最終的に貸せるお金は、

原預金100万円から「100万円÷1%=1億円」まで

預金を作り出せることになるのです。

 

これが「信用創造」という

現代のお金の発行の仕組みです。

問題の根本と本質

この仕組みを知ることで、

どうして100兆円の紙幣で1300兆円もの預金を

作ることができるのかが理解出来るかと思います。

 

先の例で挙げたように、

最初の100万円こそ現金を持ち込みましたが、

以後は銀行で預金情報として計上されるだけで、

紙幣は増えていません。

 

預金準備率も実際は1%よりも低い設定であり

銀行の自己資本比率規制もあるので、

貸し出しできる金額の上限はありますが、

理論上は、もっと多くのお金を作り出すことが出来るのです。

 

ここで大切になってくるのは、

お金が倍数で増えることではなく、

何もないところから

借金と同時にお金が生まれる

という本質です。

 

銀行が勝手にお金と借金を同時に作りだせるのです。

 

要するに、あなたの元に巡ってきたお金は、

誰かの借金であると言うことなのです。

 

それをお金として認識しているのです。

 

何となくこの仕組みに違和感を感じると思います。

 

とても不自然で理不尽な仕組みなのですが、

これが現在の全ての経済活動の基盤になっているのです。

 

多くの人が、頑張っても報われない世の中に

違和感を覚えていると思います。

 

その問題の根本的な原因がここに隠されていたのです。

 

 

今回のお話は以上です。

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

参考書籍
「私が総理大臣ならこうする」
著者 大西つねき

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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