コラム 政治・経済

幸せの本質はGDPなどの指数や数値ではない

私はいま大西つねきさんという

フェア党という政治団体を立ち上げ

政治活動をされている政治家のお話に強く共感し、

以後、現在の経済金融システムの矛盾等を学んでいます。

 

大西つねきさんについての詳しいことは、

大西つねき公式ウェブサイトをご覧ください。

 

前回は、日本は何を間違い続けて来たのか?

戦後成功体験の呪縛

と言うことについて記事を書きました。

 

今回は、

幸せの本質はGDP(国民総生産)などではない

ということについてお話していきます。

好景気とその判断

いざなぎ景気という言葉をニュースなどで

耳にしたことがあるかと思います。

 

いざなぎ景気とは、1965年11月から1970年7月までの

57か月間続いた高度経済成長時代の好景気の通称です。

 

また、戦後最長と言われるいざなみ景気

という言葉も聞いたことがあるかと思います。

 

このいざなみ景気とは、2002年2月から2008年2月までの

73ヶ月間続いた好景気のことをいいます。

 

いざなみ景気は戦後最長と言われていますが、

では2番目の好景気はいつだと思われますか?

 

高度成長期のいざなぎ景気でしょうか?

 

実は、戦後2番目に景気が拡大しているのは

今現在だと言うのです。

 

2002年からのいざなみ景気も実感が

伴わない好景気でしたが、

同じく現在も好景気と感じている人は

殆どいないのではないでしょうか?

 

内閣府の景気判断は、様々な指標を組み合わせたもので

度々改定もされるものです。

 

しかし、これらの内容は非常に表層的で

時代遅れであると大西つねき氏は指摘しています。

 

その理由として、次の様に述べています。

景気を判断する指数の中には、

東証株価指数、マネーストック、営業利益、

所定外労働時間指数なども入っていますが、

例えば企業がブラック化して、所定労働が増える中で

サービス残業を強要し、人件費を絞って利益を上げ、

株価を吊り上げ、マネーストック(お金)の配分が

著しく偏在化しても、景気指数がプラスに働くでしょう。

それでも経済が上向きだと自画自賛する政治家を、

皆さんはどう思うでしょうか?

(私が総理大臣ならこうする:大西つねき著より引用)

GDPが増えれば幸せなのか?

大西つねき氏は、※GDPという指数自体にも

大きな疑問を投げかけています。

※GDPとは国内総生産のことで、
1年間同じ国に住んでいる人々によって
新たに生産されたモノやサービスの
付加価値のことです。

戦後の物資の無い時代には、

とにかく物を作りだしお金に変えることで

GDPの指数となる全ての要素が増えて行き

それが豊かさの指数となった時代がありました。

 

しかし、今は物が溢れて売れない時代です。

 

例えれば、

成長期の子供の成長を見る時

体重が順調に増えてさえいれば、

それが健康に育っているという

目安になりますが、

成長して大人になれば、体重だけが増えても

決して健康の目安にはなりません。

 

成長が止まれば、子供と同じようなメニューや

暮らし方では健康は保てません。

 

それと同じように国家運営に関しても、

単にGDPが上がれば良いというのではなく、

各要素に対しての洞察力をもって

細かく見ていくことが大切なのです。

 

ここでもう一度GDPの式をおさらいします。

GDP(国内総生産)=C(消費)+I(投資)+G(政府支出)+EX(純輸出=輸出ー輸入)

例えば、円高で輸出価格が上がったために、

大手輸出企業が人員削減のため設備投資をし、

正社員を派遣に切り替えたりして人件費をカットします。

 

そして、下請けにもコストカットを迫り、何とか輸出を

プラスに収めたと仮定します。

 

結果として、消費はマイナスになるかもしれませんが、

設備投資で投資が増え、さらに政府が借金をしながら

景気対策として政府支出を増やせば、

トータルのGDPは上がるかもしれませんね。

 

実際にこういった話を耳にしたことがあると思います。

 

こうしてGDPが増えることで、喜ぶのは誰でしょうか?

 

◆大手輸出企業の経営者

◆大手輸出企業を主要メンバーとする経団連

◆その経団連から企業献金を受ける政治家

◆株の売買で膨大な利益を得ても分離課税で
20%しか税金を支払わない株主

◆東証の3割を占める外国人投資家

 

こうした人々に利益をもたらすために、

多くのリストラされた社員や低賃金で働く派遣社員、

下請けをしている中小企業の経営者や従業員が

苦しく厳しい環境へと追いやられているのです。

 

GDPの数値からだけでは、

こうした現状に苦しむ人々の姿は見えて来ません。

私達の幸せとは何か?

戦後の何もない状態の時代には

モノが不足してたので、生産を増やし消費を増やせば

経済が循環し、多くの人が幸せを実感することが出来ました。

 

それがGDPという数値に反映されていたことは

確かなのかも知れません。

 

しかし、もう時代が変わり、モノは余るほどあるのに

同じように生産を伸ばそうとしています。

 

単にGDPの数値だけであげるのであれば、

家事や介護なども外注サービスにして

お金に交換するようにすれば

GDPは上がります。

 

しかし、

何でも民営化し外注化して、お金に交換することが、

本当に私達を幸せにしてくれるのでしょうか?

 

大西つねきさんが指摘するのは、

GDPは単なる大雑把な指数にしか過ぎない、

GDPが増えることが幸せではなく、

多様な人々に多様な幸せを作り出すことによって

結果的にGDPが伸びる形でなければ、

本末転倒になりかねないと警鐘を鳴らしています。

 

私もこの意見には全く同感であり、

幸せとは単なる指標や数値ではなく、

各個人の様々な自由な価値観によって

決まるものだと思っています。

 

しかし、今の社会は、とにかくお金がなければ

生きづらい世の中です。

 

お金に追いかけられながらの生活に

自由とは程遠い現実が目の前にあり、

息が詰まる様な気がしてなりません。

 

いずれにしても今の経済金融システムのままでは、

GDPの数値が上がることによって

一般人の幸福度が上がるとは言えないことだけは

間違いないと言えるでしょう。

 

今回のお話は以上です。

 

最後までお読みいただき、

感謝申し上げます。

 

参考書籍
「私が総理大臣ならこうする」
著者 大西つねき

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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