中高年

深刻化する中高年の引きこもり「8050問題」

私たちの住む日本は、様々な問題を抱えています。

そんな中でも、今注目されている問題の一つに中高年の引きこもり問題があります。

私はうつ病を2回経験していますし、もともと引きこもり気質なのかも知れませんが、休みの日はほとんど外出しません。

「引きこもり」と言う言葉を聞くと、若い人の問題というイメージがあるかもしれませんが、現在は中高年にも大きくのしかかっている問題でもあります。

今回はそんな深刻化している中高年の引きこもり問題についてお話してみます。

深刻化する中高年の引きこもり問題

学校でいじめを受けて不登校になり、そのまま引きこもりになってしまうケースなどは、若い世代でよく問題視されています。

一旦引きこもってしまうと、親の援助で生きていけるものですから、なかなか外に出るタイミングやきっかけが無くなります。

中には子供が何らかの障害を持っているというケースもあるでしょうし、もちろん理由は様々あると思われます。

いずれにしても、こうした引きこもりの長期化によって、40代や50代の人の引きこもりの人が増えているそうです。

40代50代の子供を支えるのは、もう70歳とか80歳といった親世代であり完全な高齢者なのです。

引きこもりの子供を抱えている上に、自分もどんどん高齢化していき、誰にも相談できずだんだんと社会から孤立してしまうのです。

親が元気なうちは生きているかもしれませんが、親が病気や事故などで亡くなったりしたら一体どうなるのでしょうか?

これは大きな問題ですが、こういう問題を「8050問題」と呼んでおり、今の日本における大変大きな社会問題として浮上しているのです。

最終的に親が亡くなった場合、そのまま放置したとして刑事事件に発展しているケースもあります。

各新聞報道でも、この問題については様々な事件が報道されています。

以下に一例の記事を引用します。

高齢の親子が病気などのため社会から孤立を深めるケースが兵庫県内で相次いでいる。親が80代、子が50代の家族が多いことから「8050問題」と呼ばれ、刑事事件に発展する場合も。神戸市北区では5月、母親(当時93歳)の遺体を放置したとして長女(63)が逮捕された。今月29日には母親(当時77歳)の遺体を放置した男(51)=同市西区=に神戸地裁が執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。いずれも周囲の目を気にしたり、相談相手がいなかったりして、追い詰められた事情もある。専門家は「他人とのつながりが絶たれた結果だ」と警鐘を鳴らす。
引用;8050問題:病気や介護 高齢親子孤立 親の遺体放置も - 毎日新聞

当然放置はいけないことは知っていたと思いますが、そうするしかなかった当事者の事情もあるのかも知れません。

様々な意見があると思います。

最終的には、自己責任と言えば自己責任ではありますが、人には本当に様々な事情がありますから、なんとも言えないやりきれない思いになります。

私も自分がその立場に置かれたら、恐らく混乱するのではないかと思います。

引きこもりで社会との接点がないと、誰に相談していいのかも分かりませんし、長期化していくと尚更問題も深刻化します。

だからこそ親が生きているうちに、何とか対策をするのがこの問題の本質だと思います。

これだけ社会が複雑多様化していますので、かなり切羽詰まった深刻な問題であり、森友学園や加計学園問題などよりも断然重要だと思うのは、私だけではないと思います。

国内の引きこもりの状況

内閣府の推計では、全国の引きこもりは約54万人いるそうです。

ただ、この人数は対象が15歳から39歳までであり、それ以上の年齢が含まれていません。

最近になって国も、若者を対象とした従来の調査では不十分と判断して、中高年層のひきこもりの実態把握に、初めて本格的に乗り出しました。

こうした実態調査を経て、どのような支援策や対策が出されるかを、私たちもしっかり関心を寄せて見極めていかなければなりません。

この問題は決して他人事ではなく、自分がまさにその立場に置かれるかもしれないのです。

自分が引きこもりなる事以外にも、兄弟や自分の子供等が引きこもりにならないとも限りません。

入国管理法改正や外国人労働者の問題など雇用環境の変化もありますし、今後も様々な問題が起こってくると思われます。

これまで複雑に絡み合った社会問題だけに、対策にも頭を悩まされるところです。

私たちも、こうした問題にいつ直面するかも知れません。

社会全体が物質的に豊かになるほど、人間関係がどんどん希薄になっていきます。

幸せになるためのはずが、なんとも皮肉な気がします。

どこかで、方向転換が必要なのかも知れませんね。

最後までお読みいただき、感謝申し上げます。

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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