コラム 自己啓発

「幸福とは一体何だろう?」という素朴な疑問を考えてみる

あなたは「幸福」と聞いて

どのようなイメージを持ちますか?

 

お金持ちですか?

健康で長生きできることですか?

沢山の仲間と楽しく過ごすことですか?

 

人によって「幸福」というのも

それぞれ価値観が違うと思います。

 

そこで今回は「幸福」という概念について

少し考えてみたいと思います。

これまでの主な幸福論

アランの『幸福論』

健全な身体により

心の平静を得ることを強調するもので、

すべての不運やつまらぬ物事に対しても

ポジティブに振る舞い、

社会的礼節の重要性を説いている。

ラッセルの『幸福論』

自分の関心を外部に向け、

思考を変えることで

活動的に生きることを勧める。

ヒルティの『幸福論』

常に神のそば近くあることが、

永続的な幸福を約束する

とする宗教的幸福論。

 

その他にも幸福論がありますが

詳しくは幸福論(Wikipedia)

ご参照ください。

 

私は専門家ではないので

難しいことは分かりません。

 

ただ、誰しも幸せにはなりたい

と思うはずなのに、

それを文章で表現しようとすると、

これほどまでに複雑になるのだ

と不思議に感じます。

 

過去に多くの先人たちが、

幸福について説いてきました。

 

そして今も全世界で多くの方々が、

幸福について研究を続けています。

 

人以外の動物は、ここまで自分の幸福を

追求して生きていないように思いますが、

人間は素晴らしい脳という機能を手に入れました。

 

故にここまで幸福ということを

追求しなければならくなったのかも知れません。

 

考え方によっては、人間の知能とは

幸福とも不幸とも捉えることが出来ます。

 

古代より人は幸せを

常に追い求めて来ていますが、

現在も未だ研究され続けているという事は、

幸福の概念もまた時代の変化で

変わり続けますから、

それほど単純に決めれるものでもない

のかも知れません。

近代の幸福学

近年、幸福についての研究を

「幸福学」と称して研究されている

慶應義塾大学院教授で前野隆司

という有名な先生がいらっしいます。

慶應義塾大学院教授 前野隆司氏(画像引用元:慶応義塾大学院SDMより)

 

 

著書等も多数出版されており、

YouTubeで講演動画も観ることができます。

 

非常に興味深い内容でしたので、

ご関心のある方は検索して

視聴してみてください。

地位財非地位財

さて、そんな前野教授も

研究されている幸福学ですが、

経済学者のロバート・H・フランクが提唱した

幸福概念の地位財非地位財

呼ばれるものが紹介されています。

経済学者:Robert H. Frank(画像引用;Wikipedia)

地位財

地位財とは、周囲と比較することで

満足を得られる財のことを言います。

 

所得・財産・社会的地位

物的財などのことを示し、

この幸福感は長続きしない

と言われています。

非地位財

非地位財とは、他者との比較とは関係なく

幸福が得られる財のことを言います。

 

健康・自由・愛情

良好な環境などを示し、

こちらの場合は幸福感が長続きする

と言われています。

短期的幸福と長期的幸福

また、短期的幸福(地位財)を求めると、

長期的幸福(非地位財)を失う

とも言われています。

 

例えば、お金を稼ぐために、

家庭を顧みず休みも返上し

身を粉にして働いた結果、

一時的にお金は稼げたが、

家庭が崩壊し家族がバラバラになり

身体を壊して病気になった

というようなことです。

熱中症で倒れ込み苦しむ男性

人は狩りをして生きていた時代の記憶が

遺伝子に組み込まれていて、

敵から身を守るために、

戦いに勝つことで喜びを感じるように

なっているそうです。

 

例えばライオンに襲われそうになった時、

ライオンと戦って勝てば

気分も高揚し生存出来た喜びが

一段と高くなる感情のことです。

 

ですから人が地位財を

常に追い求めてしまう背景には、

この遺伝子が深く関係しているために

長続きしないと分かっていても、

本能的に人間は地位財を

追い求めてしまうのだそうです。

 

幸福が続かないと分かりながらも、

地位財に幸福を求めてしまうことは、

ある意味では人間らしいと

言えるのかも知れません。

 

 

お釈迦様も釈迦国の

王子として生まれ

何不自由のない地位財を

手にしていながらも、

地位財では本当の幸せを

掴むことが出来ないとわかり、

真の幸福を追い求めて

出家し悟りを開いたのかも知れません。

 

日々を意識せずに生活していると、

本能的に常に競争と戦いを繰り返し、

物欲を満たそうとする毎日を

送っていくのかも知れませんが、

そんな欲望に身を任せず

非地位財に向けて幸福を求めるためには、

きちんと自分の人生に向き合い、

先人の残した智慧と

信頼できる仲間や環境に身を置き

学び続けることが大切です。

 

また、今は色々な情報があるので、

それが可能な時代となっています。

現状は幸福なのか?!

人が幸福になるためには、

地位財非地位財の2つの意味を

理解しておく必要があります。

 

では、私達の身近な事柄を

考察してみましょう。

 

例えば、ネットビジネスの

アフィリエイトを見てみましょう。

 

アフィリエイトで報酬を得るために

皆さんサイトを立ち上げて

ブログなどで集客をされています。

 

人気のジャンルは売り上げも多いので

参戦するライバルも沢山競合します。

 

検索エンジンの上位に表示されるように、

SEO対策や新しいキーワード選定をしたり、

一昔前には被リンクを貼るための

サテライトサイトを量産したりと、

毎日繰り返しSEO対策を研究し、

競合するライバルと常に競い合っています。

 

 

またスポーツ競技などの

野球やサッカー・バレーやバスケット等

プロリーグでは1位を競い合います。

 

また炎天下の中、高校球児は

全国予選を戦い甲子園で戦い続け、

そのひたむきな姿が

人々の感動を呼び称賛されます。

 

観戦する人は、まるで自分が

戦っているかのように

熱心に応援します。

 

オリンピックでは選手や所属団体、

また国家の威信をかけて金メダルの獲得に

一丸となって応援します。

「オリンピック」の画像検索結果

企業や職場などの社会はどうでしょう?

 

同業企業間での売り上げ競争に始まり、

社内では営業成績を同僚と競い合い、

出世や所得を競い合います。

 

持っている資産を比べたり、

所得で序列をつけたがります。

 

そして競争社会から離脱した人を、

落ちこぼれや負け組と称して

集団から除外します。

 

実はこうした競争から逃れることで、

真の幸福を手に入れることが

出来るような気がするのですが、

その価値観を述べると、

それは敗者の負け惜しみだと

揶揄されるのです。

セルフポートレートを撮影する自宅警備委員

如何でしょうか?

どれをとっても一応に

何かを競い合っています。

 

当たり前のように、

常に身の周りに競争と戦いが

繰り広げられています。

 

競争から逃れないかのように、

私達の身の回りには、

ごく自然に競争が

常に入り混んできています。

 

前回のオリンピックで金メダルを

「誰が何の競技で幾つ取ったのか?」

を詳しく一つ一つ覚えていますか?

 

そして応援した人達が、

今でも幸せを感じているでしょうか?

 

競技中やメダル獲得後しばらくは、

注目されて幸福感を感じるかも知れません。

 

しかし、その幸福感は

地位財であるために長くは続きませんし、

時間の経過とともに

記憶からドンドン消えていきます。

 

そして終わった時点で、

また次に向かって戦いが繰り広げられ、

その戦いの終わりはありません。

 

何が言いたいのかと言いますと、

私達の身の回りには、

常に地位財を満たすための

コンテンツが沢山用意されている

という事です。

 

無意識に過ごしていると、

当たり前のように競争に参加し、

競争を応援し競争に酔いしれて

しまいます。

 

完全にそれがスタンダードだと

信じ切ってしまい、

疑問すら持つことはありません。

 

私達には幸せになる権利があります。

 

非地位財を求め、

幸せになるための思考方法を学べば、

誰に惑わされることなく

幸福を手に入れることが出来ます。

 

最後になりましたが、

この意見はあくまで私の主観であり、

紹介した事例は、関係するものを

否定・批判するものではありません。

 

最後までお読みくださいまして、

感謝申し上げます。

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TSUTOMU,ISHIKAWA

TSUTOMU,ISHIKAWA

製紙会社で紙製品のデリバリー管理業務を8年間、福祉関係の専門職員を8年間勤めました。その後、地域貢献を志し政治の世界へ進みます。市会議員と国会議員公設秘書を通算5年間勤め、その後民間企業で5年間経営を学び独立起業しました。順調にステップアップしていたかに見えましたが、神様はここで私に精神の修業を命じます。50歳を目前に起業した事業が失敗し廃業・借金・うつ病・離婚等を経験します。 そして社会から完全に脱落。 病気から回復後に経済至上主義の競争社会に疑問を抱き、自身の失敗経験と反省から、この厳しい時代に凡人の中高年が、どのように生きるべきかを実践を通じて学んでいます。ビジネスマインドを始め、幸せな成功を目指すためのライフスタイルなど、将来に不安を抱える中高年の方々へ、新しい時代へ向けての生き方などをご提案しています。

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